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2025/04/22 2次相続とは?
■ 2次相続とは?
2次相続とは、「1次相続のあとに発生する次の相続」のことです。
たとえば家族構成がこんな場合を考えてみましょう。
【例】家族構成
父(被相続人)
母
子どもA
子どもB
① 1次相続
→ お父さんが亡くなったときに発生する相続です。
相続人は
母
子どもA
子どもB
この3人になります。
② 2次相続
→ その後、母が亡くなったときに発生する相続が「2次相続」です。
今度の相続人は
子どもA
子どもB
になります。
■ なぜ「2次相続」が重要なの?
1次相続だけを考えて分割や税金対策をすると、2次相続のときに相続税が大きくかかってしまうケースがあります。
たとえば...
👉 1次相続のとき、母が多く財産を相続した場合
→ その後、2次相続で母が亡くなったときに、子どもたちがまとめて多額の財産を相続することになります。
→ 結果として相続税の負担が大きくなる...という落とし穴があります。
■ 相続税のポイント
1次相続と2次相続では、相続人の数によって基礎控除額も変わります。
例えば…
1次相続 → 母+子ども2人 → 相続人3人
2次相続 → 子ども2人 → 相続人2人
相続人の数が減ると、控除額も減ってしまいます。
基礎控除額の計算式:
3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)
これにより2次相続で税額が大きくなることもあります。
■ まとめ
1次相続:最初に誰かが亡くなったときの相続。多くは父が亡くなるケース。
2次相続:1次相続の後、残った配偶者(例:母)が亡くなったときの相続。
相続対策は「1次相続」だけではなく、「2次相続」まで見越して計画することが、とても大切です!
